第14話お読みいただきありがとうございます。
第14話は事件ナシ、完全コメディ回です。
判事・司 法子の黒歴史?――インディーズバンド「爆裂!ぷりん倶楽部(通称ばくぷり)」の過去がついに解禁されました。
[注意]
このストーリーは完全フィクションです。
全ての設定は架空のものになります。
「ばくぷり」は大学4年間だけ活動した伝説のバンド。
名前はふざけていても、歌詞は平和や社会批判を真正面から歌う本気のロックで、インディーズながら全国区で注目を集めました。
代表曲《夜明けのプリン・アンセム ―現代に捧ぐ―》は、SNSを通じて全国の若者に広まり、地方フェスでは数千人規模のシンガロングを生んだほど。
他にも《現代プリン過剰摂取》《キャラメル・ハードボイルド・現代篇》《反逆のカウントダウン2020》といった楽曲が語り継がれています。
🎸ばくぷり経歴まとめ
•結成:大学1年の春。法子(Vo&Gt)、西園寺(Dr)、宮島レイジ(Ba)の3人でスタート。
•初ライブ:学祭の体育館ステージ。観客50人が最後は総立ちに。
•2年目:インディーズレーベルからミニアルバム発売。ライブハウスツアーを敢行。
•3年目:SNS動画の拡散で火がつき、東京・大阪の大型フェスに招待。観客5000人規模のステージに立つ。
•4年目:ラジオ・雑誌でも特集。「社会派スイーツロック」と評され、全国にファンが広がる。
•解散ライブ:卒業記念のワンマン。アンコール3回、超満員で伝説的な夜に。
📖 ばくぷり設定集
メンバー構成
•Vo&Gt. 司 法子(ノリコ):鋭い歌詞と熱いギターシャウト。作詞担当。
•Dr. 西園寺 慎(シン):豪快なドラムとMC担当。
•Ba. 宮島 レイジ:ピック弾きの低音と作曲センスで支えた。
•Key. サポートメンバー:学内や仲間が随時参加、同期トラックも使用。
音楽性
•見た目はふざけた「プリン」だが、中身は硬派な社会批判。
•「スイーツ」という身近な比喩で、戦争・差別・不条理を表現。
•メッセージ性+シンガロングで観客を巻き込み、「歌って笑って泣けるバンド」と評された。
代表曲解説
•《夜明けのプリン・アンセム ―現代に捧ぐ―》:平和と希望の象徴曲。ライブの定番。
•《現代プリン過剰摂取》:消費社会を風刺、若者の共感を呼んだ。
•《キャラメル・ハードボイルド・現代篇》:ブルース調。苦味をキャラメルに例え、不条理を描く。
•《反逆のカウントダウン2020》:観客参加型のラストナンバー。みんなでカウントダウンして爆発的に終わる。
逸話
•商店街の洋菓子店とコラボして「ばくれつプリン」が発売され、即完売。
•雑誌インタビューで法子が「プリンは武器」と答え、名言扱いに。
•ラジオで生演奏した《夜明けのプリン・アンセム》はリクエスト多数で週間1位。
•ラストライブの後、ファンが自主的に「ばくぷり追悼プリン」をSNS投稿し、トレンド入り。
そんな“ばくぷり”の残響に、超まじめお嬢様の菊乃が無意識に巻き込まれていく――ここが今回の見どころ。
コミカルなやり取りの一方で、法子が語る「裁判官もステージに立つロックスター」という比喩に、彼女の青春と情熱の一端がにじみます。
今回は肩の力を抜いて、伝説バンド“ばくぷり”の解説回として楽しんでいただければ幸いです。
🌟爆裂!ぷりん倶楽部の代表曲『夜明けのアンセム』はコチラ
DAWN PUDDING ANTHEM
(イントロ・シャウト)
No more war! No more lies!
Sweet dawn is in our eyes!
(Aメロ)
Bullets fall like bitter rain
Children cry in endless pain
But in my hands, a pudding’s glow
Tiny sweetness the world should know
(Bメロ)
Raise your voice, don’t be blind
Love is stronger than the fight
Side by side we stand as one
Waiting for the morning sun
(サビ/シンガロング)
Dawn pudding anthem, sing for peace
Shake it loud, the war must cease
Sugar hope in every heart
Sweet revolution, brand new start!
(Aメロ2)
Walls are high, the guns are loud
Leaders speak but not the crowd
Give me spoons, not bombs to throw
Share the pudding, let kindness grow
(ブリッジ/コール)
Whoa-oh-oh! Whoa-oh-oh!
No more hatred, let it go!
Whoa-oh-oh! Whoa-oh-oh!
Peace is sweet, we all know!
(ラストサビ)
Dawn pudding anthem, dreams we hold
Reach the sunrise, bright and bold
Never stop, never bend
Sing for justice till the end!
――日本語訳――
夜明けのプリン・アンセム
(イントロ・シャウト)
戦争はいらない! 嘘もいらない!
夜明けは甘さで 塗り替えろ!
(Aメロ)
弾丸は 苦い雨のように
子どもたちの 泣き声をかき消す
だけどここに プリンがひとつ
小さな甘さで 世界は変わる
(Bメロ)
声をあげろ 目をそらすな
愛は争いより強い
肩を並べ 共に進め
朝陽が昇る その時まで
(サビ/シンガロング)
夜明けのプリン 平和を歌え
戦いの夜を 終わらせろ
砂糖の希望を 胸に抱いて
新しい朝を ここから始めよう
(Aメロ2)
高すぎる壁 響く銃声
語るのはいつも 権力だけ
爆弾より 欲しいのはスプーン
プリンを分け合い 優しさを広げよう
(ブリッジ/コール)
Whoa-oh-oh! Whoa-oh-oh!
憎しみなんて 捨てちまえ!
Whoa-oh-oh! Whoa-oh-oh!
平和の甘さを 信じてる!
(ラストサビ)
夜明けのプリン 夢を抱いて
眩しい朝に 手を伸ばせ
止まらずに 折れずに
正義のために 歌い続けろ!