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籤浜大志について。 ※ネタバレ注意

皆様ごきげんよう。くぅちょです。

題して、「思っても見なかった落とし穴ルート」の「アウトサイダー サン」「アウトサイダー ノット フレンド / コラボレーターブラザー」はどうだったでしょうか。

本当は、これが最後の番外編だったんですよね。でも、読後がちょっと…… 、となり、最後から二番目の番外編になりました。

時次が勇気を握れなかったルートですが、本編世界では、刹那のお陰でなんとかなりました。なんとかなりました。多分。

それはさておき、今日は伊吹の父かつ、なんか、すっかりと第二の主人公っぽくなってる籤浜大志について語りたいと思います。よろしくお願いしますね!

1 雑イメージ
2 見た目
3 性格傾向
4 趣味
5 憧れの物、人
6 周囲の人との関わりについて
7 作者所感


1 雑イメージ

レイ⚪︎ンクロー。

1人で抱え込みがちなので。
基本スペックは自己評価に比べて高いのですが、1人でなんでも抱え込みがちです。ある意味孤高の人なのです。

2 見た目

既に57歳と中年の彼ですが、俳優と言われても納得できるくらいの端正な顔立ちをしています。年齢が年齢なので白髪もありますが、毛根はまだ大丈夫です。
背格好は伊吹にそっくりで、姿勢が良くて、育ちの良さを伺わせる立ち振る舞いをして、密かに他人からの注目を集めていますが、本人は昔から他人の視線が集まるのが当たり前すぎて色々と無自覚です。

3 性格傾向

元々、父(伊吹の祖父)が超絶ワンマンで、幼い頃から父が認めない物を発見されると容赦なく取り上げられたり壊されたりしていたので、大切な物ほど誰にも言わない、1人で抱え込む、ある意味で素直ではない、なんか外見と中身でギャップがある、という性格になりました。

昔はもっと他人を信用せず、本当に孤高の人、という感じでしたが、父が死んで年月が経った事、自分の事を慕う部下達がいた事、子供の頃の和樹や、母が亡くなり本家にやってきた腹違いの弟の彰を自分が見てやらねば、という過程を経た事で、昔よりは人当たりがこれでも柔らかくなったのです。

なので、近くで彼のことを見ていた元部下達や和樹は、大志の根の優しさや不器用さを知っているのですが、伊吹は月一でしか会わなかった事で、全くそのあたりが伝わっていません。

自分が粉飾をしてしまった負目から、伊吹に対しては「手を離しても大丈夫そうだから、自分から近づかず見守る」という方針に変わっていきましたし、伊吹の祖母を信頼していたこと、自分の父親が超絶ワンマンで父親というものにあまりいいイメージがない、という事から、よりすれ違いに拍車がかかっています。

4 趣味

情報機器の最新情報を見ること
資産運用全般

資産運用は、元々やってはいたのですが、粉飾をしてしまった際、倒産の二文字が頭をよぎり、本格的に自分からやり始めました。実はかなりの成果が出ています。部屋にはそれに関する本がたくさんあり、偶に彰も借りて読んでいます。

情報機器は、色々とロマンを感じます。
もしも長男ではなくて自由に人生を歩めたら、それに関する仕事がしたかったな、と正直思っているのですが、無意味な仮定だと自分で呆れています。
自分のスマホは特に拘っていて、割と最大限に機能を使っています。


5 憧れの人、物

ありません。

そのような夢を見れる様な人生ではありませんでした。
父親の事も、会社を継ぐ前までは評価をしていましたが、会社の財務状況を知った時から評価もしなくなりました。

6 周囲の人との関わり

伊吹
今の自分の生きる理由。

伊吹からは、もう親として認められていないだろうな、と思っています。ですが、せめてもの償いをしたくて、日々、金を貯めています。

少しでも喜んで欲しいのですが、その時のことを思うと思い浮かぶのは大人になってから伊吹の姿ではなくて幼い頃の伊吹の笑顔の姿なので、未練たらしいな自分、と自己嫌悪をなります。


和樹
今の自分の死ぬ理由。

グレていた頃は本当に心配していましたが、理解のある彼女ができ、真っ直ぐに向き合える物と出会えたおかげでどんどん変わっていく長男は、とても嬉しかったです。

その分亡くなった時のショックは大きく、全て自分が悪い、と思っていないと崩れ落ちそうなほどでした。

なお、和樹が事故を起こしても生還した、「胡蝶の夢は、雨に消えてしまえ」ルートだと和樹退院後、バイクを乗るのをやめる様に和樹に命令し、無理矢理バイクの仕事も退職させて側で守ろうと会社に入社させます。

その事で、会社をなんとしてでも存続させねば! と無理に無理を重ねた結果、脳梗塞で倒れて歩行困難となります。しかし、死に掛けた結果、自分を見つめ直し、和樹に「もう無理はしないでくれ」と泣きつかれたので、社長の椅子を和樹に譲り、せめて死ぬ時に後悔しない様に、共に伊吹に謝りに行きました。



優秀な出来のいい弟。
元々いたのは知っていましたし、彰が赤ちゃんの時に会ったことはありますが、実際に言葉を交わしたのが彰が母を亡くして本家に来た時でした。

まだ長男とそんなに歳が変わらないのに、1人で悲しみに耐える健気な姿や金に甘えない努力家な所、勤勉家な所をとても評価していて、父の代わりに彰の面倒を見ました。

彰が長じてからは、仕事も順風満帆で婿養子に行った彰の迷惑になっては絶対にダメだ、と思っていて、全ての籤浜の事を自分1人でケリを付けるつもりです。


部下達
優秀な、できた部下達。
元々、大志自身が仕事を教えていた人たちや自分が社長就任する以前からの付き合いの部下が多いです。
自分の身内があまりにもアレなので、人間不信気味だった自分を救ってくれた信頼できる部下達です。

倒産後も付き合いのあるメンバーが多く、探偵社を設立した部下達の所には定期的に手土産片手に顔を見せていますし、田舎に帰った部下から田舎の特産品を送ってもらったりしますし、たまに誘われて飲みに行く事もあります。

でも、彼らからは会社倒産後も「社長」と言われていて、大志は結構困っています。


元部下達は、それぞれ大志に対して恩があり、側で孤軍奮闘を見ていて、その性根の優しさと不器用さも知っています。
なので、大志を裏切る奴は、許せません。

特に、大志に世話をしてもらったのに大志を蔑ろにし裏切る奴は、もう大志の許可が無くてもボコボコにするつもりです。(握れなかった勇気を貴方に、ルート)


父親
あの世に行ってもしも会ったら、もう死ぬ程殴られるんだろうな、と思っています。

昔はもう少し殴り返す気はあったのですが、今はもう色々とどうでもよくて、好きなだけ殴らせておこう、と思っています。


親族達
深く考えない様にしています。

深く考えると、罵詈雑言しか出てこないので。


時次と玲奈
頭のネジが吹っ飛んだ監禁夫婦。

時次に関しては、親友だと思われていた事に恐いくらいに驚きました。自分は教師に逆らうのが面倒かつ、もし教師に逆らったのを父親に知られたら殴られていたから、と思って時次と付き合っていたし、なんか時次の暴走癖に、時次ではなくて自分が「なんでちゃんと見てないんだ」と叱られたりしていたので、正直いい思い出がないです。ちょくちょく自分をガン見してくるのが昔から苦手でした。

玲奈に関しては、美は認めるものの、その性格の食えなさに気がついていて苦手です。監禁を止めるならまだしも積極的に協力し、また、彼女も自分をガン見してきます。怖いのでやめて欲しいです。

とはいえ、基本誰にでも丁寧な大志が珍しくぞんざいに扱うのがこの2人です。ある意味で心を開いている、と言えるかもしれません。


7 作者所感

最初に設定を作ったときは、まさかここまでキャラが膨らむとは思っていませんでした。今や、もう1人の主人公ですね!

おっさんキャラをここまで膨らませられ事に、割と自信がつきました。思い入れが深いキャラです。

コメント

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