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『光る君へ』で近況ノート(12)「揺らぎ」より

予想はしていましたが・・・。
『紫式部日記』を読む人に対する、紫式部の意地悪い部分へのフォローが続出しています。
斎王の選子内親王に仕える中将の君へのめちゃくちゃな批判へのフォロー。そして、清少納言への激辛な批評へのフォロー。
いずれも読んでいて、「式部さん、落ち着いて、落ち着いて」となだめてしまうようなことをなぜ書いたのか、理由を創りたいという意図が見えていました。
中将の君に対しては、かわいい弟の惟規が「冷たくフラれたから」恨んで。
清少納言に対しては、今回のドラマを見たら「あんなことがあったから」腹いせに。
と『紫式部日記』を読む人に納得させたいのだろうな、と。
あれはよくないと思います。

『源氏物語』『紫式部日記』の両方を読んで、紫式部が好きならそれこそ本物の紫式部ファン、で良いではありませんか⁉

2件のコメント

  • 遠藤成美 さま

    そうですね…あの激しさ込みの、源氏物語の紫式部ですものね(汗)
    これまでの清少納言がキャラクター、役者さんの雰囲気と演技が「まさに!」なだけにまひろの人物像はどうしても視聴者に嫌われないよう、良い子にしてしまうのは残念かもしれません…。


    さて、一条帝がお隠れになって、まひろの弟惟規も亡くなり、登場人物の髪にも白いものが混じるようになって、時間の経過と寂しさを感じるようになりましたね。
    まひろの実家に住む人、訪れる人が変わっていくのは、歴史を感じさせます。まひろの少女時代から始まった物語も残り4回なんですね…!
    秋の気配(もう10月末なのにまだ気配笑)とともに、感傷に浸ってしまいます(涙)


    遠藤様のこの近況ノートも毎回楽しみにしています。光る君へが最終回を迎えても、どうかお続け下さいませ!(^ ^)
  • 中村天音 さま

    近況ノート、楽しみにしてくださってありがとうございます!
    私も天音さまのコメントを嬉しく読ませていただいています(^^)
    『光る君へ』、怒涛の展開になってきたと思ったら残り4回なんですね。そんな折に娘の賢子の傍に男が新たに登場したりしてこれからの動きが楽しみです。

    ほんとうに、やっと秋か、という感じですね。これから急な冷え込みとなったりするのでしょうか?季節も怒涛の展開を迎えるのか⁉(笑)
    ドラマに集中できるよう、お互い身体に気を付けましょう(*^-^*)
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