目

とてもアホらしいゲームを思いついた。


落語家が80人も集まって、大宴会をしている。
皆が大酒のみで、ガバガバ飲んで、ぐでんぐでんに酔っている。
へべれけで、ろれつが回らないほどである。

実はこの酔態は、演技なのだ。
「酔っている」という演技をしているだけ。
酒に見えたものはすべて水である。

ところが、80人の中に一人だけ、本物の酔っ払いの落語家が混ざっている。

ゲームの参加者は、宴会の様子を双眼鏡で見て、隣の部屋から「本当に酔っている人」を見抜かなければならない。