「スクラップ・アンド・ビルド」はやはり読み進めようという意欲がわかず、人工知能の本やその他の本を読んでいる。で、たまたま図書館で手に取った「ニッポン放浪記――ジョン・ネイスン回想録」を読み始めたら、三島由紀夫、大江健三郎、ほか有名な作家が何人も出てきて、ゴシップ的な要素だけでもメタクソに面白い。
三島の日記で何となく「ジョン・ネイスン」という名前は知っていたので、今まで表から見ていた芝居を裏側から眺めているような面白さである。
私の場合、少しでも「面白い」と感じるものを読むと刺激を受けて、その本の内容とは無関係な、別種のアイディアが頭から湧いてくるケースが多い。
反対につまらないと思う本を読んでしまうと、頭の中が泥になったように何も思い浮かばなくなってしまう。
悪いが「スクラップ~」は後回しにすることにして、「一応はあらすじを言える」程度の読み方にまで下げて対応するか、来月の読書会の前日くらいに一夜漬け的に読むしかないのかなと思っている。