唐突に「歩く読書会」というのを思いついた。
普通の読書会だと、ある程度の人数が必要になるので、人見知りする人、人付き合いが苦手な人は参加しづらい傾向にある。
また、課題となる本の選定や費用も馬鹿にならない。場所もなかなか決めにくい。
このような問題を一挙に解決すべく、
・主催者一人に対して常に参加者一名
・一回限りの読書会を歩きながら行う
という「歩く読書会」が誕生したのである(私の頭の中で)。
この読書会の場合、参加者が課題となる本を決めて、主催者に申告すればOKである。
主催者は課題図書を見て、開催したければする。興味の湧かない本であればパスする。
歩くコースは参加者が自分で決める。そのコースを2,3時間ほどかけて歩きながら感想を語り合うのである。健康にもよいので、大好評である(私の脳内で)。
これは実際に行うのは難しそうだが、不可能ではない。また、小説としては書いてみたい気がする。しかし、心の傷をかかえた人を受け止めて、ほのぼの路線で終るような話にするのは苦手だし、主催者側に何かの意図があって、とか、恋愛がらみにするのも嫌だし、本当の本好きが淡々と何かの本について語るようなものがいい。で、それが一番難しそう。