参加作品数

13

参加受付期間

  • 開催中
  • 6日後終了 2026年6月8日(月) 23:59まで

企画内容

このところ、自主企画などでAI使用が話題に上る機会が増えたように感じる。

使っていない立場なのでよくわからないが、もし現在または近い将来、誰でも簡単に質の高い小説が作れるとしたら、この界隈はどうなるのか?

ひとつの懸念が脳裏をよぎった。それは「小説家の不在」、すなわち「出版社が自ら小説を作る」時代の到来である。

もし本当に何の専門性も必要ないなら、外部の人と面倒なやり取りをして原稿料を払う必要などなくなる。なぜなら、編集者が思う通りの作品をAIが遥かに短時間かつ無料で生成してくれるから。そんな状況で、いったい誰がわざわざ手間と時間と金をかけて他人に執筆を依頼するというのか。

AIで小説を書く人たちは、その先にどんなビジョンを思い描いているのだろう? もし前述のような状況だとすれば、いくらAIに小説を書かせたところで肝心の売り込み先がないことになる。過渡期の内に、どうにか出版まで漕ぎ着ける思惑なのか? それとも単なる自己満足の趣味? あるいは自費出版狙い? もしくはAI利用の技術を出版社にアピールし、社員として雇用を期待している?

何にせよこのまま行けば、かつて「小説家になろう」が牽引した流行を各社が後追いしたように、今後どこかの会社が小説の社内制作に舵を切った途端、小説業界は一気に小説家不在の方向へと流されてしまうかもしれない。

そうなれば、もはや投稿サイトさえも無用の長物。このような交流の場もなくなってしまうだろう。

そうならないためには、小説の執筆において何かしら人の優位性が認められれば良いわけだが、果たしてどうなのか? すでに小説コンテストなどで、AI使用による受賞取消などの事案が発生していることを鑑みると、場合によってはすでに人の才能を上回っている事例も存在するように思える。これ程までに進歩の目まぐるしい分野において、いつまで人間は優位性を保つことができるのか?

もし優位性が維持できないのなら、できるだけ早期に「小説分野における人とAIの棲み分け」を確立するしかない。コンテストにせよ投稿サイトにせよ、国や業界が率先的に人とAIが共存できる環境作りを進め、小説を読み買いする側が「人が書いた小説」と「AIが書いた小説」を明確に区別・選択できるようにしていく。そうなれば小説家にも生き残る道はあるし、工夫次第では投稿サイトも残り続けるかもしれない。

結局のところ、最後に物を言うのは「読者が小説に何を求めるか」ということ。内容さえ良ければ誰の作品でも気にしない? それとも、あくまで人の手を求める? そういう商業的なニーズを、国や業界関係者など影響力を持つ人たちがどう受け止め、推し進めていくか。それに尽きる話なのかもしれない。今はきっと、そういった市場の方向性を各社が探っている状況なのだろう。我々のようなアマチュアがサイトの隅で訴えかけたところで、あまり影響はなさそうだ。

とはいえ他にやりようもないわけで、とりあえずこの企画では「AI利用に関するエッセイや創作論などの本棚」と題し、様々な意見や考えを募集する。読み合いではないので、読む読まないは各自の自由。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「AI利用に関するエッセイや創作論などの本棚」を選択してください。

運営より

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