「小説家はAIによって仕事を奪われるのだ!」
最近そんな主張を聞きます。本当なんでしょうか?
この考えに対する私の意見は唯一つ
「じゃあ、やってみなさい」です。
AIによる創造性に関しては様々な意見があります。AIを危惧するもの、楽観視するもの、現状の方法だと限界があると考えるもの……。
でも、ちょっとまってください。それって本当に自分でAIを動かして見たんでしょうか? 小説を一本書いてみたんでしょうか? さわりだけそれっぽい文章が出力されたのを見て、早合点しているだけなのではないのでしょうか?
私は、なんでも現状を正しく認識することは大事だと思っています。
やってもみないことに対して、勝手に怖がったり、勝手に侮ったりするのは、愚かなことですよね。
「そんなに言うなら、実際に書いてみてよ」
そんな思いから、このコンテストを企画しました。
ルールは簡単、AIを利用していればなんでもOK。ジャンルも何も問いません。ただ、自分が「面白い!」と思ったものを投稿していただければそれでOKです。
加筆も、どの程度使うのかもおまかせします。
ただ、長さですが、私もできる限り皆さんの作品に目を通したいと思っていますので、1万字以下の短編とさせてください。
さて、今私は漠然と思っていることがあります。
それは、AIに小説を書かせても、上手い人と下手な人の違いが出るのではないかと言うことです。
だとするなら、その場合の上手い、下手って一体なんなのでしょうか?
人間の書く小説が面白い。と思えるのは一体何が原因なのでしょうか?
そして、それはいつか機械に代替されるのでしょうか?
この企画を通して、その疑問の一部にでも迫れれば、私は満足です。
[企画概要]
・AIを利用した創作ならなんでもOKです。
AIに書かせてから加筆しても、アイディアをAIと一緒に出しても、キャラクターの名前をAIに考えてもらっても、どんな使い方でもOKです。
・AIの選択も自由です。chatGPTを使ってもいいし、AIのべりすとでもいいです。
・長さは1万字以下とします。
・(追記)申し訳ないですが、お一人様1作品でお願いします。複数あると、全部読みきれないので……!
・「あとがき」と、「プロンプト」を、一話ずつ入れてください。
・あとがきには以下の情報をお願いします。
・利用AI:chatGPTなど
・利用レベル:※1を参考にしてください。
・利用してみた感想:好きな感想を書いてください。
(※1)
・利用レベルは、ざっと考えて以下のようにしたいと思います。
レベル0 AIを使わない
レベル1 ネーミングなどの単語生成にAIを利用、またはアイディア出しにAIを利用。
(例:ワルそうな会社の名前を考えて)
レベル2 言い回し、押韻などにAIを利用
レベル3 文章に必要な要素をAIに考えてもらう。
(例:昭和の映画館の情景をいくつか考えて欲しい)
レベル4 情景描写、登場人物の台詞などをそのまま出力
レベル5 一章単位の文章すべてをAIに出力させる
レベル6 テーマ、構成もAIに決めさせる
レベル7 手直しなし、一発ですべてが生成される。
レベル4あたりから、大体AI生成と人間が認識するようになるんじゃないかなと思いますが、この企画ではレベル1からでも参加をありにしたいと思います。まだ黎明期なので、どんな使い方をするのか、それ自体にも興味があります。
・プロンプトには、作成に使ったプロンプトなどを記述して下さい。
・全部を書く必要はないとは思いますが、できるかぎり沢山書いていただけれると、皆さんの参考になると思います。
・AIが書いたことを証明するためにも、プロンプトはメモ帳かどこかに保存しておいてください。なお、後から見直すときにも便利です。
・これはお願いなのですが、あとがき、とプロンプトは、予約投稿で締切日後の投稿にしていただけると助かります。というのも、評価する前にどのぐらいまでAIが書いたか?が分かると、評価がぶれてしまう可能性があるからです。どこまでが人間で、どこまでがAIでないかの状態で把握するのが、一番公平に判断できると思っています。
・せっかくなので、最終日までに集まった作品を私が読んで、よかったものをリストアップしようと思います。ただ、あまりにも作品が大量に寄せられた場合は、パンクしてしまいますので、予定が変わることがあります。ご容赦下さい(1000人が1万文字かくと、一千万文字で、文庫本100冊に相当します)
・カクヨムの規約ではAIに関する規約は現在存在していないのですが、
将来的に人間とのコンフリクトを避けるためタグにAI利用、をつけておくと良いかもしれません。
なお、この企画に参加した参加者同士の評価は、ランキングなどには反映されませんので、企画中はトラブルを避けることができると思います。
・参考作品を作成しました。だいたいこんな形式で投稿していただけると助かります。https://kakuyomu.jp/works/16817330655239554819
(2023/05/14 追記)
皆様、ご参加本当にありがとうございます。遅くなりましたが、総評を書かせていただきました。参加作品のなかから、いくつかを紹介させてもらっています。
https://note.com/r_tachigawa/n/nad19c13ad334
第二回も開催決定!
https://note.com/r_tachigawa/n/nad19c13ad334
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「第一回 AI短編小説コンテスト!!」を選択してください。
このイベントの参加受付は終了しました。ありがとうございました。
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