「軍事 近世」を含む小説

賢い庶民は乱世の元凶、愚かな羊はただ導かれればそれでいいーー 　エリート主義を掲げる神殿が、学問を支配するこの世界。人々の知識や本に触れる権利は、“禁書法”によって制限されていた…

　獅子王レオナルドが伝説を残したあの聖戦から、およそ四百年――東の日出ずる国・瑞那では長く続いた戦乱が終結し、泰平の世となって活躍の場を失った武士たちが数多く海を越えて南のナピシ…

遠蛮がこれまで漢籍、洋書から訳出した名将評伝の集成です。古代から近世の名将にいわゆる「戦争ロマン」を感じる方はどうぞ。いろいろ忙しいので定期的には更新できないと思いますが、よろし…

世界は大きく西のフラスヴェール王国、東の神聖テウドニア帝国に分かれ、長く争い続けていた。 王国歴451年、帝国は近隣諸国へと侵攻を開始する。 そして北方の異民族を出自とするグイ…

グレゴリオ暦1740年、神聖帝国の皇帝オットーが崩御した。それを引き継ぐことになったのは皇太子フランツであったが、彼も父帝と同じ病に倒れこの世を去ってしまった。彼以外に男系男子が…

15世紀、地中海世界。 かつて玉座から逃げ出した若きスルタンは、琴を弾き語る女と出会い、再び王となる。 時として戦記、時としてファンタジー。 それは、歴史で見たコトありそうで、し…