「真田信繁 真田家」を含む小説

　百華繚乱。 　華の散る刻は、いますぐ其処に。―――― 　戦の風が、真田の郷に華を散らそうとしている。

　時は慶長二十年、大阪、夏の陣。真田信繁が討死にする、まさにその前夜。 　残される子供達の運命を託されたのは、齢にして十二という少女の阿梅だった。 　戦の最中、阿梅が向かったのは…

　初代松代藩主真田信之の正室小松姫は、頭に白鉢巻き、嫁ぎ先真田家の家紋「六文銭」入りの胴丸に、養父徳川家康の家紋「三つ葉葵」入りの陣羽織を重ねた勇猛な肖像画や、男勝りと言われる気…

源三郎＝真田信之（信幸）、源二郎＝真田信繁（幸村）兄弟と、兄弟の従妹である真田信綱の娘の物語となっていますが、真田信綱の娘の名前やら生涯については勝手に作っておりますのでご了承願…

関ヶ原の戦いの後、九度山に蟄居させられた真田家。 豊臣家と徳川家の軋轢の中、次なる戦いに向けて準備をする。 後に真田十勇士とも称される武士達が逆境に立ち向かう姿を描く。 一部／…