概要
薙刀・鉢巻で真田家を守る本多忠勝の娘!
初代松代藩主真田信之の正室小松姫は、頭に白鉢巻き、嫁ぎ先真田家の家紋「六文銭」入りの胴丸に、養父徳川家康の家紋「三つ葉葵」入りの陣羽織を重ねた勇猛な肖像画や、男勝りと言われる気性を裏付ける刺激的な逸話等により烈女のイメージが定着しているが、果たして単に勇ましいだけの女性だったのだろうか。
一言坂で殿を務め、「家康に過ぎたるものの二つあり唐の兜に本多平八」と謳われた勇将本多忠勝の娘に生まれた小松姫は、十七歳のとき、家康の養女として上野国沼田城主真田信幸(のち之)のもとに嫁ぎ、関ヶ原から大坂の陣へと風雲急を告げる乱世にあって徳川と真田両家の架け橋となるべく腐心したが四十七歳で没している。
片や、會津の上杉景勝討伐の途次、下野国犬伏で豊臣方につく父昌幸や弟信繁(幸村)と訣別した信之は、妻小松
一言坂で殿を務め、「家康に過ぎたるものの二つあり唐の兜に本多平八」と謳われた勇将本多忠勝の娘に生まれた小松姫は、十七歳のとき、家康の養女として上野国沼田城主真田信幸(のち之)のもとに嫁ぎ、関ヶ原から大坂の陣へと風雲急を告げる乱世にあって徳川と真田両家の架け橋となるべく腐心したが四十七歳で没している。
片や、會津の上杉景勝討伐の途次、下野国犬伏で豊臣方につく父昌幸や弟信繁(幸村)と訣別した信之は、妻小松
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