「人類全滅」を含む小説

KAC2023 ラスト第7回お題「いいわけ」で書いたお話です。 言い訳できる人がいない、そういうお話となっております。

これはフィクションじゃない。 実際に俺の頭の中で起こってることだ。 俺は人類が許せない。 だから何度でも滅ぼしてやる。

　彼の名は涼風雨音。 　ある日、地球の十倍はあると言われる程のマップの広さと、無法地帯と呼ばれる程の自由度が特徴して世界的に売れたVRMMO『INFINITY WORLD』という…

その日、人類は唐突に、突然に、急に、いつの間にか、なんの前触れもなく、絶滅した。 いや、正確に“途絶えて”はいない。パンデミックか、人工的要因か、或いは神の悪戯か、はたまた漫画的…

これは人類滅亡の七日間を駆け抜けていった、幸せを求める一匹の猫の物語である。