「ちょっと ホラー」を含む小説

谷野栞奈（やのかんな）は当年取って三十九歳。 夕暮れ時もいつものように一人で帰宅の途についていた。が、真っ黒なカラスと共に現れた謎の青年に告げられる。 「あんた、男の霊が憑いてる…

目覚めると、生首になっていた中年サラリーマン香坂実。 オカルト好き女子大生、藤野浩子に拾われて彼女の所有物となることに。 生首の謎と香坂を元に戻す術を追いつつ、共同生活をする二人…

とある秋の日、ばあちゃんの家で出会った小さな不思議。

黒い塊にしか見えない長男、いないのだから見えないと豪語する次男、はっきりと見える三男。佐々木家の３兄弟と番犬豆太、三毛猫みーこ、見習い祓い屋のちょっぴりホラーな物語。

　短編で一話だけです。 　主人公、間地彩子『まじさいこ』はとある避難所の管理者。そんな彼女は避難所で暴走する。

ジャンルに悩んだ文芸です。歴史ファンタジーホラー恋愛風味でちょっと不可思議。

お暇ですか？じゃあ、ちょっと怖い小噺でもしましょうか。 子供やお友達との会話中、何となくできてしまった無言の時間。それを埋めるように語られる、取り留めのない怪談噺……。 色ん…

散文です。雰囲気を楽しんでいただければ、と。 縦に読んだり、斜めに読んだりしてもなにもでてきません。 もちろん、韻も踏んでいないので唄に当てはめることもできません。 ただ、逢魔ケ…

自然豊かな田舎では、日常茶飯事の、ちょっと怖い話。 本日は、田舎あるあるの世界へようこそ！ 自然の中の、ちょっと危険な話から、ホラー、不思議、色々てんこ盛り！

数年前、地方の古書店街を歩いていた私は、偶然小さな古書店で《こがね入門百科シリーズ》の一冊『我國の妖怪30選』という古びた児童書を見つけた。 昭和の児童書そのものという体裁だが、…

南向き、駅近、日当たり良し。 ……でもこの部屋には、ちょっと不思議な“同居人”がいます。 それは──幽霊の女の子。 怖がりで、小柄で、ほんのり甘えん坊。 「男の人は苦手なのに…

天真爛漫で誰からも好かれるような少年、薬研。 大人しく優しい心の持ち主の少年、清士郎。 とある田舎で起こる事件を中心に繰り広げられる純愛物語。 少し他人とは違う、そんな二…

この話は、私、藤波黄花（ふじなみきっか）が、学生シェアハウスの部屋で暮らしていた時の事です。 高校卒業後親元を離れ、シェアハウスで暮らす事にした主人公、藤波黄花。初めての環境にド…

短編『FiMe2シリーズ』の読切作品第二弾。 Hテクノロジーズ社でメンテ術者をしている桜は、緊急覇権されたR&D部門の一室で試作されたばかりの美しいロボットと出会う。そして訪れる…

俺には昔から“見えてはいけないもの”が見える―― 電柱の影から覗く顔、廃屋の窓辺に立つ影。 怖いけど、もう慣れた。慣れてしまった……はずだった。 そんな俺の前に現れたのは、 「…

無所属のvtuber、桃鳥蘭々（ひどり　らんらん）は、いつもみたいに、リスナーと言い合いをしていた。そしてなんか、ホラーゲームをやることになり、ＰＣの画面をうつすと、そこには、昔…

僕の隣のクラスには、岡村さんという女子がいる。 彼女はいつも、小さなポシェットを肩からかけて、ニコニコと笑っている。 鮮やかな赤色の、コロンと丸っこいポシェット。 その中身を見て…

小さなダイナー、いろいろな人が訪れる。 変な人やお爺さん。 その人たちを接客していると急に常連の二人がびしょ濡れで入ってくる。 そこからし始まるちょっと怖いお話し。

ヤミはちょっとドジで、不思議なことばかり起こしてしまう高校生の女の子。 手作りリップに挑戦すれば部屋中が大混乱、冷蔵庫の臭いを消そうとして香水を吹きかければ肉が全部台無しに。 さ…

短い時間で読めるけれど、心に残る恐怖の数々。日常に紛れ込んだ“ちょっと怖い話”を集めました。