「掌編とか」を含む小説

自分の作品の中から、短編集に含まれていない、独立した掌編や短編を集めてみました。玩具箱というか、ガラクタ置場というか……。過去に書いた作品は、とっくに死体のような気もしますが、た…

お題にそった1000字以内のとても短い小説を公開しています。 一話完結なので、どこから読んでもお楽しみいただけます。 スキマ時間のお供にいかがでしょうか。

数々の逸話を持つ京極若狭守が、生涯で出会った風変わりな出来事の一つを、それを目撃した若侍の親類の者が語ります。 *1 本作は架空の物語であり、史実ではございません。 *2 京極…

人待ちの一風景。暗澹たる気持ち。 「さいかわスプリングダッシュ」参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093077250925616

『【三題噺 #63】「朝」「視線」「影」』によせて書きました。

この世界のどこかにいる、ほんの少し歪んだ人を描いた小説達です。数分で読めますので是非。

雨が降っているなか、男はただ歩く。無感情に、ただ故郷を目指す。

練習で作った短編・掌編を不定期で投稿していこうと思います。それぞれ一話完結(の予定)です。

食事に行く約束をした陽二と優子は、駅前で待ち合わせをした。お店に向かう途中、陽二は高校生の頃のことを回想する。決して晴々しいものではなかった、自らの青春。それでも、掛け替えのない…

気が付けば4月を通り越し、5月も半ばでした。時の流れは残酷なくらい早いな……、なんて。5月、連休明けから7月15日の海の日まで祝日さんがお休みしております。なんとか気合いで乗り切…

掌編。がんぎ小僧の話。 ※「小説家になろう」との重複投稿です。

全戦全勝のプレイヤーである雨宮杏華を倒せるカードは、一枚しかない。しかしそのカードは、あまりにも高額だった。親に頼み込んで、あれこれ思案をめぐらせ、同級生に頭を下げる。そこまでし…

ひと笑いしたい方へ。

人間界に現れたエルフを「エルフだと見破った」ぼくは、エルフの森の掟に従わなければいけなくなった。そして、ぼくたちは、思いがけない幸運を選び取り、不幸な宿命を受け入れる。しかし、後…

きみの正しさは、いびつなぼくをむしばみ腐らせる。 夢月七海さんの自主企画『同題異話・五月号　いつまでも輝く母へ』に参加しています。 https://kakuyomu.jp/us…

カピバラのぬいぐるみ。体長15センチ。キャベツを食べると少し大きくなる。眠ると元のサイズに戻る。 自主企画｢さいかわスプリングダッシュ｣に向けて書き下ろさせていただきました。 …

今年の春から琥珀紋学院大学に着任することになった藤棚扇は、授業内容を記したシラバスの作成をすっかり忘れていたことに気付く。提出の期日までには、あまり時間がない。そこで扇は、徹夜を…

心霊現象でつながる二人の話。