長いようであっという間だった夏休み。週が明ければ、もう9月です。
今年度の「カクヨム甲子園」では、高校生だけでなく大人も(そして子供も)参加できる「カクヨム甲子園≪テーマ別≫」も開催されていますが、カクヨム甲子園の応募作にもあるんです。
まるで大人が書いたような、光る文章スキル、成熟した人間性を感じさせる作品が!
今回は、そんな「本当に高校生が書いたの!?」というギャップに驚く7作品をピックアップして紹介します。
カクヨム甲子園の応募締め切りは9月16日まで。8月が終わってももうちょっと続きます。
高校生という3年間も長いようでいてあっという間。今しか書けない物語をまだまだ募集しています!
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どうせ
みんな
百合になる
この小説は「百合」です。意味が「百合」です。この文字列だけだと訳がわからないと思いますが私の表現力ではこのように記述するしかありません。
AIと人間の恋愛を描いたSF、という使い古されたテーマながら、一度読み始めれば百合とSF的発想と私と彼女と読者が渾然一体となった百合空間に混ぜ込まれます。百合に挟まるんじゃありません。百合に混ぜ込まれます。この意味の違いは重大です。文字列は百合ではないですが間違いなくその文字列は百合という意味を奏でます。
小説が百合なのか読者の解釈が百合なのか、どちらにせよ読了時にあなたは百合になっています。
目を閉じれば、夏を感じることができる。
これはそんな作品です。
情景の描写の美しさもさることながら、主人公が大切だと思う人をいかに大切にしているか、というところが丁寧に書かれていて、心に沁み入るような作品に仕上がっています。
いいですね、夏。
これを私が読んだのは冬なのですが、心が温かくなる、そんな作品でした。
祖父の昔話。
異能のため、毎日記憶がなくなってしまう彼女に恋をする。
毎日会っているのに、彼女の記憶に残ることはない…
毎日自己紹介から入るのは、辛いですね。
主人公は、どうにか彼女の記憶に残ってほしいと思いながら接する日々。
彼女はその能力を使ったことがあったのか。
その後彼女はどうなったのか、
主人公はどうしたのか気になりました。
切ないお話、ありがとうございました!
これからも様々な作品を作って下さい!