固有魔術に関する諸々

☆発現

確立、という表現の方が正確かもしれないです。生得した属性の魔力を固有の能力と呼べるレベルのものに鍛え上げるパターンと、その者が持つ潜在的な願いを反映するものとして自然に形成されるパターンの、大きく分けて二つのパターンで発現します。後者の場合は強い外部刺激を受けるなど、大きなきっかけを必要とするケースが多いようです。



☆覚醒

発現(確立)済みの固有魔術が、さらに一段階進化することを覚醒と呼んでいます。具体的にはこんな感じです↓(あくまで一例ですが)


Before

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16816927862246094738


After

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817139556621274384


あるいは、こちらのケースや説明をご参照ください↓(この332話のサブタイトルが示しているのが、152話の内容ということになります)

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817330660045452568


未覚醒でありながら神域に到達しているということはまずないようです。また二段階以上覚醒したケースは、現時点(第6章終了時点)では確認されていないようです。



☆表記形式について

固有魔術について、「〇〇系」という表記は、分類される魔力の系統(属性)を示しています。これに関しては次話で一覧を表示いたします。

また、一部の固有魔術で「〇〇系●●型」という表記をしているものがあります。たとえば下記リンクで簡単に説明してある、「制御不能型」「分類不能型」「属性混合型」がそうです↓

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817330651042435115


他に「擬似憑依型」(下記リンクが一例です↓)

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817330659232723083


また「努力蓄積型」(下記リンクが一例です↓)

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817330659490447765


などが存在するようです。

ちなみに「制御不能型」と「擬似憑依型」は、その特性上結構珍しいと思われるのですが、第7章で制御不能型の固有魔術を一つ、第8章で擬似憑依型の固有魔術を新しく一つ、それぞれお披露目できる予定です。

「分類不能型」は今のところ、本編でお出しできる予定はありません。ただミレインの七人の管理官マスターのうち一人が、これに該当するものを持っているようです。

「属性混合型」はすでにいくつか出ていますね。『NARUTO』で言うところの、狭義の血継限界に該当するものです。たとえばタリアート・スカーフィズの〈煉巌工房ブリックヤード〉やパグパブ・ホイッピーの〈撃賊鼎鑊バンディットシマー〉は、どちらも炎熱系と錬成系の属性混合型固有魔術です。



☆努力蓄積型の固有魔術についての余談

67話で基本性能の説明が行われたエルネヴァの固有魔術が(下記リンク参照↓)

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16816927860583802182

359話で努力蓄積型であることが判明しています(下記リンク参照↓)

https://kakuyomu.jp/works/16816700429291977825/episodes/16817330662108716835

このように、その都度単発で使っているだけの能力だと思っていたものが努力蓄積型だと判明した場合、すでに知らず積み上げられていた、潜在的なストックの存在が顕在化する、というケースがあるわけです。

具体的には、ヴィクター・ヴィトゲンライツの固有魔術〈履歴閲覧ヒストリセンサー〉(頭脳系・未覚醒)や、エモリーリ・ウルラプープラの固有魔術(時間系・未発現のため識別名未設定)は、そのうち本編で言及しますが、実は努力蓄積型の固有魔術なのです。

ヴィクターは今のところ宝の持ち腐れとなっている莫大な魔力を存分に活かせる、固有魔術の鮮烈な覚醒を、まだ先のお話になりますがお見せできる予定です。

エモリーリの固有魔術に関しても、現在彼女が使っている普通の予知能力との因果関係を上手く説明できる自信がないのですが、とにかくいい感じの固有魔術が発現する予定です。

という予告なのでした。



☆固有魔術の覚醒に関する更なる余談

ヴィクターの〈履歴閲覧ヒストリセンサー〉とスティングの〈濃縮還元コンセントレダクト〉に特に言えることなのですが、このネタとしてイジるのもやりにくい絶妙なラインのダサさを、自分で設定しといてなんですが、どうにかしたいと思うわけです笑

固有魔術を改名するには、上記リンク先の332話に書いてあるように、覚醒させるという方法があり、メタ的には改名のために覚醒させることにもなりそうなのです笑

スティングの方はおおむね決まっていて、識別名は〈刀鋸剣戟〉というものになりそうです。…なんか刀剣乱舞みたいな名前やなぁ(またこうやって余計なことを考える…笑)

それによってスティングは、

ヴィクター←元から親友

エモリーリ←大変お世話になっております

ジェドル←なんか俺のことライバル視してくる

パグパブ←刀鋸と鼎鑊で対になる

ウーバくん←相棒としてのペアリング

という、〈第四勢力フォース・フォース〉内で全員と直接的な関係があるという、主人公っぽい属性が完成することになります笑

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