概要
——そうか、永遠に生きるんだ
所謂終末世界の一角にて、細々と営業を続けるテーマパークがある。人間達がいなくなってから、残存したロボット達の涙ぐましい努力によって再開業を果たしたこのテーマパークも今年で祝100周年。
……と言ってもこの100年でテーマパークを訪れたお客様はゼロ人。ロボット達はどうすればお客様が戻ってきてくれるのか、今日も策を巡らしてパークを運営していく。
……と言ってもこの100年でテーマパークを訪れたお客様はゼロ人。ロボット達はどうすればお客様が戻ってきてくれるのか、今日も策を巡らしてパークを運営していく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!愉快で可愛い、けれどちょっと切なく美しい、終末世界の御伽話
みなさんは。終末世界、ポストアポカリプス、といえば何を思うでしょうか?
危険なサバイバル?
野蛮な崩壊社会?
孤独な生き残り?
けれどこの物語は危険でも野蛮でもなく、そこはかとなく寂しいけれど、優しく愉快で愛おしい、ロボットたちの終わらぬ夢の世界に旅するお話です。
人間社会がなぜか滅んだ世界に、取り残されたテーマパーク。
そこでは死ぬことのないスタッフロボットたちが、お客のこないパークを今日も平常通りに運営しています。
その設定だけでも、なんか切なくて好きかも?と思われた方なら、絶対にアタリです! 読みましょう!
ずっと誰もこないと思われていたパークにも、やがて初めてのお客様が訪れて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!終末に灯る、最高にやさしい非日常
終末を迎えた世界で、なおも「誰かを楽しませること」を諦めないロボットたち。その姿が、可笑しくて、愛おしくて、読み進めるほど胸に残る作品です。
この作品の魅力は、終末という重い舞台を扱いながら、決して暗さだけに沈ませないところにあります。シロさんのまっすぐすぎる仕事への情熱、スイっちの「ピッガガガ!」だけでは収まりきらない豊かな内面、シバの皮肉混じりのツッコミ。その会話のテンポがとても楽しく、気づけば本当にこのパークのスタッフたちと一緒に働いているような気持ちになります。
特に素晴らしいのは、ロボットたちをただの機械としてではなく、「役目」や「誇り」や「寂しさ」を抱えた存在として描いている…続きを読む