概要
病気をすると、なんでお熱が出るのでしょう
くも一つない、よく晴れたある日。『わたし』が通い慣れた道を歩いていると、幼なじみのマー君が先に見えました。話しかけるとすぐ、マー君は『わたし』が熱を出していることに気が付いて心配をしますが――。
もとは「第22回 坊っちゃん文学賞」に応募していた作品。お題「温める」に向けて改稿したうえで公開します。
ふわふわ児童文学風??
もとは「第22回 坊っちゃん文学賞」に応募していた作品。お題「温める」に向けて改稿したうえで公開します。
ふわふわ児童文学風??
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!お薬出しましょうか? いえいえ、まだまだ自然治癒を目指してください!
たしかに、それは「病原体」だという話、ちょくちょく耳にしてたなあ、というのを思い出させられました。
「私」と「マーくん」が体調についての話をする。マーくんは「生物」が熱によって活動できなくなる話をする。
マーくんは体調を崩したことで「お薬」を投与され、どうにか元気になったという。でも肌などはカサカサになってしまっている。
同じく「私」も手遅れになる前に病原体をどうにかできないかと考え……。
なんと言っても、このスケール感が良かったです。
私とマーくんは一体どんな存在なのか。そして「お薬」とはどんなものなのか。
「あれ」を「お薬」と呼ぶセンスがとにかく面白い。最後にイメー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!思わず二度読み必至! 児童文学にしては難しすぎる(笑)。
主人公の「わたし」にはマー君という幼なじみがいました。マー君は「わたし」が熱を出していることに気づき、「めんえき」という概念について解説してくれることに……。
まさかの真相にひっくり返りました。「えっ?」と思って最初から全部読み直してみたら、全てがとある「意図」に基づいていたことが判明。まさにどんでん返しのお手本のような作品です。
……と、あんまり言うとネタバレになるのでここまでにしておきましょう。
ひらがなだらけの文体は、タイトルにある通り、さながら児童文学。山本様の持つ「文体の特殊性」(過去作で言えば落語や昔話、文学調など)が本作でも遺憾なく発揮されています。
あまり身…続きを読む