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概要
……六畳間が、あったはずなんです。
郊外の空き家で怪異調査を依頼された霊能力者・間宮響子は、二階の六畳間に強烈な違和感を覚える。清潔すぎるその部屋は、人の痕跡を拒むように静まり返り、中央の畳だけが不自然に沈んでいた。調査を進めるうち、かつて幽閉同然に育てられ、記録も残されぬまま死んだ子どもの存在が浮かび上がる。だがこの家の怪異は霊ではなく、「人を部屋の中に残す」仕組みそのものだった。響子は部屋に取り込まれかけながらも生還するが、彼女の中には“もう一人分の重さ”が残り、影は意思を持つように振る舞い始める。怪異は家に留まらず、響子と共に日常へと滲み出していく。
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