概要
剣も魔法も使えない場所で、世界の面倒だけは押し付けられる。
魔王城には、会議室に入れない場所がある。
それが「受付」だ。
勇者が来る。
相談が来る。
苦情が来る。
なぜか感謝は来ない。
会議では何も決まらない。
だが受付では、毎日すべてが処理されている。
これは、
魔王が何もしないと決めた世界で、
「何も決める権限を持たない者たち」が受け止め続けた記録。
剣も魔法も使えない。
会議にも参加できない。
それでも世界は、今日も受付に並んでいる。
――魔王城 受付録。
会議室には、入れません。
※
本作は「魔王城の記録」シリーズの一編ですが、
単体でも読める短編連作です。
それが「受付」だ。
勇者が来る。
相談が来る。
苦情が来る。
なぜか感謝は来ない。
会議では何も決まらない。
だが受付では、毎日すべてが処理されている。
これは、
魔王が何もしないと決めた世界で、
「何も決める権限を持たない者たち」が受け止め続けた記録。
剣も魔法も使えない。
会議にも参加できない。
それでも世界は、今日も受付に並んでいる。
――魔王城 受付録。
会議室には、入れません。
※
本作は「魔王城の記録」シリーズの一編ですが、
単体でも読める短編連作です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔王城の受付係が、押し寄せる勇者や苦情を淡々と捌く日常劇
魔王城の「会議室」手前にある受付を舞台に、世界の命運よりも「次に来る勇者の数」が切実な受付係の視点で描かれるシュールな短編だ。殺到する自称勇者たちの対応や、勇者同士の「物理的な話し合い」による被害報告を事務的に処理する姿が、可笑しくもどこか哀愁を誘う。正義のインフレや責任の所在の曖昧さといった社会風刺を、ファンタジーの枠組みで静かに描き出している点が最大の特徴である。
派手なバトルよりも、大きな物語の「裏側」や「日常」を描いた作品を好む層。「正義とは何か」という重いテーマを、軽妙な文章で味わいたい層におすすめできる。