概要
拳銃を撃てない警察官。実は彼は・・・。
強盗殺人事件の2人組の犯人を追って来た。一人はライフル銃を持っており、その射撃の腕は名人級だという。警官たちと山の中を捜索している時に犯人たちは姿を現した。もう一歩というところまで追いつめたが、30半ばの警官が拳銃を撃てなくて取り逃がしてしまった。果たして彼は・・・。
日比野美沙シリーズです。
日比野美沙シリーズです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!銃で人を撃つ、という意味の重さを感じるからこその躊躇いや覚悟
当たり前の話をしますが、人は銃で撃たれると大怪我を負いますし、当たりどころによっては死にます。
つまりは、人の命を容易に奪うことができる道具なわけです。
しかも、本来は別の用途を持つ包丁や車とは違って、純粋に人に危害を与えるために生み出された「武器」なわけです。
一般市民を守るためだとはいえ、警察の皆さんはそんな凶悪なものを腰にぶら下げているわけです。
きっと、その質量以上に重いものを感じ取っていることでしょう。
人の命を奪う道具を扱うからこその、引き金を引く意味、そしてその重さを、一人の警官の腕から感じ取ることができる作品でした。 - ★★★ Excellent!!!撃てない警官が問い直す“正義”のかたち 🕵️♂️🔫
『神の手』は、「撃てない警官」という決定的な弱点を抱えた主人公を通して、“正義とは何か”“人を撃つとはどういうことか”を静かに突きつけてくるサスペンス短編です 🚓🌫️
この作品が面白いのは、主人公の “撃てなさ” が単なるポンコツ設定ではなく、過去のトラウマや罪悪感と深く結びついた “人間的な弱さ” として描かれているところです 🎯💥
彼がなぜ撃てないのか、その裏にどんな後悔や恐怖があるのかを少しずつ浮かび上がらせていきます 🧠💔
ラストに至るまでの流れは、短編とは思えないほど“映画的”で、読み終えたあとに深く息を吐きたくなるタイプの読後感でした 🎬🌌