ここにある愛って
ふみその礼
第1話 ここにある愛って
あの
星たちはとんでもなく遠くて
星の所まで行って
それにふれた人類はいない
なのに人類は
その無限に近い遠さを知っている
数値として語られる
それって 本当なの?
いちばん近い太陽も
近づけば燃えてしまうから
誰も行ったことがなく
星はみんな太陽だって言っている
それって 本当なの?
人は 誰ひとり
宇宙にふれていないのに
宇宙を知ってると言う
それって 本当なの?
その宇宙の始まりについては
誰も説明できないのに
なぜ宇宙を知ってると言えるの?
わたしたちは
甘く青く透き通り
何も見えない瞳をもった
おさるさんだ
おろかなおろかな王様だ
あの星たちは
無量大数の眼は
何を見ている
わたしたちを見ているんじゃないか
無限なる
宇宙の中で
ここにだけ
いのちが生まれている
それは
なに?
ぞっとする試み?
為すべからざる冒瀆だったんじゃないの?
その有り得なさに驚き
見つめる
星たちの 眼 目 Me ひ か り
あの輝きは
ひとたび限りの奇跡を
為しえたことへの
喜びと賛美じゃないの
冷えきった宇宙の中に
たったひとつ与えられた
みずからの中の
ぬくもりを感じてごらん
わたしたちに与えられた
愛を
ここにある愛って ふみその礼 @kazefuki7ketu
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