概要
どう数えても11に収束しない。いったいなぜだ?
地球に属するAA2小学校修学旅行の日、スザンヌ先生はβ・63ターミナルで停泊する小型宇宙船「白鳥座(シグナス)号」のなかで、担当するグループⅠの子どもたちの点呼を取る。するとどうしても自分を含めた合計が11に届かない。四捨五入すればなんとか11になりそうでも、それは本来の11ではない。白鳥座(シグナス)号や宇宙港に勤務する生命体たちにどうにかして11にする方法を聞き出そうとするも、うまくいかない。果たしてグループⅠの推定10人の子どもたちとスザンヌ先生の合計11人(の予定)は目的地である惑星オブシディアへ行くことができるのか?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どうしてこうなった!? 数え直してみよう!!
まずはこれを制作してくださった作家先生に感謝したい。
今めちゃめちゃテンション上がってます。
名作SF、「十一人いる」
に対してこちらは、「いない」方ということで。
ええ。十人問題なく出発できちゃうわけですよ。じゃあ何も問題ないんですよ。本来は。
何に感謝したいって……完全に不条理なんですよ!
もし「十一人いる」を、別役実先生が書いたら!? いやそれも違うのか。
この名作SFを、不条理劇にしたらこうなる! みたいなことだと思うのですよね。
まずどこから突っ込んだら良いのかグレーゾーンの部分なのですが、
七十人を七グループに分けてるんですよ。
そりゃ、十人にな…続きを読む