群馬県の山奥で発見された行方不明船について

大舟

全容

2012年6月6日午前9時ごろ、石川県出身の漁師である浅田茂雄(49)は、いつものように日本海に向けて漁に出発した。就業中は無線にて作業内容の報告を行っており、漁は順調に行われている様子だった。

しかし、通常であれば帰港するはずの時刻になっても、浅田氏の乗った漁船は港に戻って来なかった。同業の漁師仲間たちが速やかに海上保安庁に通報を行い、浅田氏の捜索が行われたものの、発見に至ることはなかった。またその際、浅田氏の漁船にはトラブル時に信号を発する装置が積載されていたものの、出力された座標は海上ではなく全く明後日の方角を示してしまい、追跡のヒントとなることはなかった。


その後、時間の経過とともに浅田氏の生存は絶望視されていくこととなり、捜索の規模も次第に縮小していった。浅田氏が行方不明となってしまった直接の原因は不明ながら、「漁のさなかに船が転覆してしまい、装置もろとも故障してしまった」、「なにかトラブルを抱えており、最初から死ぬつもりで出港した」、「行方不明後、そのまま海外で生活している」などの説がまことしやかにささやかれ始めたが、そのどれも真実味のあるものではなく、浅田氏の行方不明事件は次第に風化していった。


しかし、浅田氏の失踪から6年後の2018年9月、失踪地点とされる海場付近から数百キロ程度ほど離れている群馬県の山中から、浅田氏の乗船していたものと思われる漁船が発見された【※発見された漁船の写真は出典に記載】。漁船の発見地点については、人間が海場から手で運ぶには到底不可能な場所であり、またその目的も一切分からないため、当該失踪事件はより一層の不可解さを示している。


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【出典】

https://x.com/Oohuneoohune/status/2001272509820547140

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