エタ書

喰寝丸太

書いてなくても執筆はどこまでも続くよ。

 積読という言葉を知りまして、ちょっと考えてみました。


 挫折というほどの大げさな物ではなくて、気がのらないなどの様々な理由で買っただけで読まれない積まれた本。

 罪悪感でちょっとつらいと思う人がいるみたいです。

 それを解消する考えが、積読です。

 積んでおくだけで、パワーを貰えるとか、読んだ気になるだけでも良いとか、タイトルを見てるだけで良いんだとか、ポジティブに捉えようってのが積読の趣旨です。


 じゃあさ、エタって放置されてる作品もポジティブに捉えたらいいんじゃねと考えました。


 読者がエタるのは嫌いなのは解ります。

 作者もつらいのよ。

 私も近況ノートで良く謝ったりしてます。


 そこは積読精神じゃないかなって思いました。

 エタることで得られる何か。


 物作りには完璧な物など存在しない。

 このところ体調の良い日は毎日うどんを打ってます。

 水加減が難しい。

 最後は手の指にちょっと塩水を付けて、それで調整します。

 入れ過ぎたら粉を足して調整。


 でも、捏ね方も違うし、気温も違う。

 今日は美味いと思っても完璧ではない。

 永遠に続く。


 執筆も同じ。

 完結しても完璧ではない。

 だからエタっても完結しても完璧ではない。


 完結した作品もエタった作品も永遠に続く。

 忘れたりしてないからね。

 たまに思い出して、そう言えばこんな続きを書く予定だったなとか。

 完結した作品も、こういうエピソードを省略したとか、ボツにしたとか思い出して、書かなくても永遠に続く。

 続いているんだから、悪いことではない。


 エタっても続いている。

 読者も同じ。

 読んだ人の中にはエタった作品の続きを想像したりする人もいるかも。

 永遠に続いて行く。


 エタっても永遠に物語は執筆されている。

 形にはなってないってだけ。

 作者が気まぐれで続きを書いたり、リメイクしたりするかも知れないし。

 読んだ読者が、影響を受けて、続きとは言えないかも知れないけど、物語を書くかも知れない。

 影響を受けているならこれも続き。

 エタってる作品の続き。


 作者が新作を書いても、エタった作品のネタを使ったりする。

 これも続き。


 書いても書かなくてもエタった作品は続いて行く。

 だから、打ち切りしたことの罪悪感なんて要らない。

 続いているんだから、想像でも、他人の頭の中でもとにかく続いていく。


 未完の美ってのもあるからね。


 エタ書、エターナル執筆。

 こんな考えはどうかな。

 エタってもポジティブに捉えられる考えは他にもあるかも知れない。

 罪悪感がある人はこう思って解消しよう。

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