このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(378文字)
「クリスマス」の言葉を耳にした時の楽しさや喜び、そして寂しさと懐かしさを思い出しました。子犬サッカルが小さな主人と約束は、成長して、多くの困難に見舞われ、幸せを忘れてしまっても確かに輝いています。成長するにつれて、幼い頃の楽しさはどこか遠くなっても、ふとあの日の温かさを思い出して、世界のどこか誰かの幸せを願いたくなるような、クリスマスの祈りを思い出す、胸に刺さる物語でした。
暖かなクリスマスから、 多くの経験を重ねる主人公。決してそれは楽しく良いものばかりではなく、苦しくて辛いものも沢山。主人公はある人と交わした約束を果たすために、ただ独り歩き続ける。ただその道のりを祈る気持ちで追いかけてしまいます。
アルビノのシェパード。サッカルの物語です。飼い主の少年との温かい絆。幸せに暮らしていたサッカルは、ある日軍用犬として連れて行かれます。軍用犬としての生活。戦争がいかに愚かで悲しいことか突きつけられます。サッカルは『絶対帰ってきて』と抱きしめてくれた飼い主の元に帰れるのでしょうか。もちろん読破しました。悲しみと感動で涙腺が危ないです。サッカルの幸せを願いながら是非読んでみてください!!
2話目は一匹の犬の目線で物語が展開され、主人とは別に大好きな人の子を守る、勇敢な彼(犬)の姿が見られます。描かれる描写は彼の「まだ狭い世界」なれど、故にこれまでに見ない光景が読み手にも広がっていきます。この先で、この作品のタイトルは何を意味するのか……キャッチコピーにおける不穏さ……この作品の終わりがハッピーエンドであることを願いたい——
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