生まれるものの観測と感想

kesuka_Yumeno

あなたが生まれるまで

これは過去の私の感覚の一部です。

今は落ち着いているので、安心して読んでいただければ嬉しいです。



観測されたら、どうなるの?


産むのって必ず、ひっぱられるのかなぁ


あぁ、素晴らしいはずだって

美しいはずだって

何より尊いって


繰り返し

繰り返し


聞いて

聴かされ

ここまで来たの


痛みも苦しみも

慣れて グッとだらんの繰り返し



「気持ち悪い」



駄目だ



何もかも投げ出したい


どうでもいい


早く、少しでも早く

今すぐ


終わって、終わってください


おわれ 終わらせろ





生まれた


その時から 音が鳴る

きこえる


声がなく中で


ずるんとした感覚が遠ざかる


はっきりと覚えてるのに

忘れて 忘れ


また 繰り返そう

繰り返していこうよ


納得するまで

あなたが生まれてくるまで





《背面》

続くのか、終わるのか、休むのか

あるいは——


→ねぇ 次はだれを産もうか

→ もう産みたくないよ

→「     」


そんなことを聞かれた。


いや、どうなるかなんてその時によるだろう。



カクヨムコンテストが、はじまりましたね。

いっぱい作品生まれてくるんだろうなってエールを贈る方、自身を鼓舞している方、

書く・書かない・書けない・書いた、色んな形をお見かけします。



ふと、初産の時の感覚と創作が重なりました。


産むのも産まない選択も

産みたいのに出来ないことも

生まれなかったことも


生まれてくるまで祈り願うのも

生まれたことを祝うのも


全部

比べられるものではなく


全部

あるがままに貴方や私の選択で


誇りたければ誇り

ただ貶めることはせずに


尊ぶ、に近い何かを持てばいいのではないか。


そう思ったんですよね。



#エッセイ詩




※これは創作と出産の比喩を扱った個人的なエッセイです。

読む人が自由に受け取ってくだされば嬉しいです。

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