「お金」の視点で人間を見つめる、一風変わった物語。自らの意思で動くことのできないお金くんは、人間の意思によってあちこちへ渡っていく。それは時に、見たくないものを見ることになり、あってはいけないことにかかわることにもなる。けれど、人間にはまだ希望がある。そんな風にも思える物語。あなたは、お金くんからどう見られているか、考えたことはありますか?
お金というものがどこで、どんなふうに扱われていくかということが、実に明瞭に描かれています。お金を主人公に据えたために、冒険もののような雰囲気もあり、『教養のための社会派ファンタジー』とも言えるでしょう。社会的な仕組みや問題を、こうして分かりやすく伝えていくことは、今後とも重要になってくるかもしれません。
もっと見る