概要
チェナは、この不思議な光景を、きっと一生忘れないだろうと思いました。
秋も終わりに近いある日の午後、森に囲まれた小さな村に、 不思議な旅人が現れた。道化姿で『狩人』を自称する謎の男は、美しい笛の音と巧みな話術で村の子どもたちを禁断の森へと誘う──。
晩秋の農村を舞台に一人の少女の子ども時代の終わりを描く、ノスタルジック・ファンタジー。
『教育総研(現『ワオ・コーポレーション』)創作ファンタジー・創作童話大賞』第四回ファンタジー部門大賞受賞作。
晩秋の農村を舞台に一人の少女の子ども時代の終わりを描く、ノスタルジック・ファンタジー。
『教育総研(現『ワオ・コーポレーション』)創作ファンタジー・創作童話大賞』第四回ファンタジー部門大賞受賞作。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!煌めく金の夢の光で織りあげたようなファンタジイ
木々の梢が黄金の光に包まれる、秋の終わりにーー
要領が悪く、不器用で、すぐにぼうっとしてしまうチェナは、14歳になっても年下の子供達から『うすのろ』と呼ばれていた。現実と伽話の区別が曖昧な彼女は、その日も子供たちに揶揄われていた。そこへ、奇抜な(けれども美しい)格好をした若い旅人がやってきた。旅人は、日毎チェナたちを森へ誘い、たくさんの物語を語ってくれたのだが、彼にはある重大な目的があったーー
◇
流れるような筆致で描かれる世界と心理の描写に、一気に惹き込まれます。濃厚なファンタジー世界をチェナと一緒に旅する気持ちになれます。
きっと誰もの心にエルドローイがいたことでし…続きを読む