琵琶、侘助、梅。この季節に合った植物をテーマにした3つの短編。どれも怪しく、それでいて美しい物語です。個人的には最後の梅の話がとても好みでした。
ホラー、ミステリーが好きですが、ジャンル問わず読みます!書くのはモキュメンタリーホラー、ホラーコメディが多めです! 星やレビュー、応援コメントなども書かせてい…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(120文字)
幻想的で美しい…と見せかけて、恐ろしい情念を紡ぐアリアドネの様な作家である。その巧緻に紡がれた糸は、数多の目を心を捕らえて離さないのだろう。冬の花、と聞いて枇杷を思い浮かべる者はそうはいな…続きを読む
昔話のような語り口で語られる、短編三部作。普段は読まない、不可思議な印象を受けました。不思議な気持ちになれます。前二作はそれほど怖くはないですが、三つ目は明らかにホラーでした。
作者様の「植物記」シリーズ最新話は、冬の花に纏わる三つの物語。それぞれの趣は違えども、いずれ劣らぬ秀でた逸話です。ホラーというよりも、幻想文学のような趣の三話を是非ご堪能あれ。
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