概要
甲子園のマウンドに立つ彼の背中。2人の時間はバレンタインに終わる。
荒山楓花、18歳。
勉強だけが取り柄の、地味で真面目な女子高生。同じマンションに住む幼なじみ、池田大雅にずっと恋をしていた。彼は、甲子園を目指す誰からも好かれる野球部のエースだ。
互いに塾と練習漬けの毎日で、二人が顔を合わせるのはマンションのエントランス前。朝の「おはよー!」と、夜の数秒の会話。それだけが、楓花にとっての一日のご褒美だった。
――夏の終わり、甲子園の敗退。そして冬、大雅の東京行きが決まる。受験が終わったら伝えようと決意していた楓花だったが、彼の出発は予想よりずっと早い2月14日だった。
これは、背番号1番の彼に送った、切ない青春のバレンタインの物語。
勉強だけが取り柄の、地味で真面目な女子高生。同じマンションに住む幼なじみ、池田大雅にずっと恋をしていた。彼は、甲子園を目指す誰からも好かれる野球部のエースだ。
互いに塾と練習漬けの毎日で、二人が顔を合わせるのはマンションのエントランス前。朝の「おはよー!」と、夜の数秒の会話。それだけが、楓花にとっての一日のご褒美だった。
――夏の終わり、甲子園の敗退。そして冬、大雅の東京行きが決まる。受験が終わったら伝えようと決意していた楓花だったが、彼の出発は予想よりずっと早い2月14日だった。
これは、背番号1番の彼に送った、切ない青春のバレンタインの物語。
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