第2話 和尚さんの涙

かねてから一度行ってみたかった、

怪談和尚で知られる三木大雲さんの

生怪談のチケットが手に入り

先日、生ミッキー和尚を遂に、

この目で拝んできた。


実は10年前くらいに初めてその存在を知り

動画チャンネルができたときは小躍りして

いの一番にチャンネル登録からメンバーシップ登録までして

動画が上がるのを楽しみにしていたのは、わたし(笑)


それだけに期待も大きかったけれど

いやーー、生身のその話力舌力語りの力、

やっぱ、凄すぎました。


演台に置いてあった水に手をつけることもなく、

約二時間、ノンストップでしゃべりっぱなし。

まるでお話の

ジェットコースターに乗せられたよう。


生ミッキーはお坊さんを一周まわって

もはや、噺家さんみたいだな~と率直に感じた。


後半、仏教コードという新刊本の話題になったとき

その本の中身が独り歩きをして

和尚自身がその日付を言った覚えのない、〇月〇日に

日本に津波が押し寄せるという今年の夏の一時期はやりの

恐怖煽りの動画が、本物の三木和尚の姿で語るように

AI加工され世間に出回ってしまい、

結果的にその日は何事もなく過ぎたもので

動画を本人によるものと信じていた多くの人々から

この嘘つき坊主!!!  詐欺師!!!! 死ね!!!! と四方から罵られ

宗教界でも問題視され、、

お坊さん引退を本気で考えた、と語った後


更にはなんと、

すべてのことから引退し、実は死のうとも考えたと

ミッキー和尚は言い、

そのあとしばらく言葉に詰まり

いっとき嗚咽した。


和尚・上人という立場を捨てての素直すぎる告白。

泣いてる生身の普通の人間・三木大雲さんに、

少しずつ拍手が沸き、会場であるお寺全体が

やがては大喝采の嵐となった。


ミッキー和尚は、廃寺であった京都のお寺の住職となったとき

雨漏りも酷くぼろぼろでどうしようかと途方に暮れていたら

夢に大黒様?のような方が表れて、

お告げにより宝くじを二回当て、合計一億五千万円の賞金をゲットし

お寺を見事に立て直したこともよく知られている。


このことが日頃の神や仏への功徳の成果なのだとすれば、

本当に神や仏はいると、

信じさせてくれるエピソードのひとつではある。

が、仮にも御仏に身をささげる人が宝くじとは!!などと

嫉妬や疑惑の的になることも、避けられないのかもしれない。


ミッキー和尚にはそのほかにも

なんだか不思議な護りの力があることは

youtubeのエピソードでいくらでも

知ることができる

※特に愛犬家連続殺人事件の話が凄いです

“”街録“”チャンネルで検索するとわかりやすいかも


ちょっと売れすぎているので

逆に心配なのだけど、

【たしかになんか持ってる人】だという

自分の認識は変わらないし


涙を拍手で浄化されたミッキー和尚さん。

今後またどんなことが和尚に起きるのか、

いや知らず知らずも起こすのか、

楽しみでは、ある。


追伸

実は見た目がタイプだったりする(はぁと

目、悪いの??って

よく言われますがね、鼻煙w













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どこかで誰かが泣いている。 御願崎冷夏 @uganzaki

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