配信者の主人公は、自分を肯定する意見が溢れるネットにのめり込み、逃れられなくなってしまう。承認欲求、自己肯定というネットに潜む現代社会の問題をリアルに描き、しかもホラーな展開でまとめ上げたすごい作品だと思います!自分も一歩間違えたらこうなっていたかも…そんな身近に潜む怖さを上手に扱った作品だと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(253文字)
やさしい声に救われる心地よさと、その裏に潜む危うさ――そのすべてがあまりにも真実味を帯びていて、怖いくらい共感してしまいます。だって、みんな優しい言葉自分を責めない言葉しか聞きたくないが本音ですもの。耳に痛い言葉がありがたいと理解できるようになるのは、私なんかは社会に出てからでございました。読み終えたあともしばらく余韻が残り、心の奥に静かな波紋を広げる……
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(338文字)
広いようで狭い世界を上手に描けている作品だと思いました。読み始めてから読み終わるまであっという間で、普段生きていて心に引っかかる事が丁寧に描写されています!素敵な作品だと思います。
ゾッとするほどの分かりやすさと、「……いるわ、こういう人……」と言う、背筋を凍らす再認識。 怖くなりますし、改めて考えさせられる、そんな作品です。
否定されないこと。肯定してくれること。それは優しさなのか?それとも、喉元に突きつけられたナイフなのか?あなたに投げ掛けられている言葉を話しているのは、天使?それとも悪魔?
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