原稿用紙1枚、400文字制限のショートショート小説集。アイデアも、読みやすさも、文句なし! レベルの高いショートショートです。1話1分もかからず読めるので、ちょっとした空き時間にどうぞ!
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
最初から読みましたが、作者の方の方向性のようなものが、次第に固まっていったような気がして面白かったです。徐々にやさしい物語が多くなっていくので是非最後まで読んで欲しいなと思います。
つきりと刺さる皮肉や、思わず片頰が上がってしまうユーモアが、綿密な計算の上に綴られています。身近な問題からの発想と秀逸なオチのつけ方は、まさに正統派ショートショート。
角があるように見えても、丁寧にテーパリングされてます。言葉って楽しいなと思える逸品。
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