こういう作品が読みたかった。

未来という結果を知ることが、必ずしも全てを決めるわけではない。結果を知っているからこそその先にある答えがどういう代物であるのか、それを信用させるか否かという部分を綿密に描いた上で、無力さと戦う洋平の姿勢は実に素晴らしい。

その無力さを知りながらも戦い、説得させ、悲惨な未来を変えようとする姿は本当に読んでいて胸が熱くなります。

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