読み専です。
芥川龍之介の「神々の微笑」を思い出しました。短いけれど深みと余韻のある佳作です。まさか、稲八金天とマニアックな存在が出てくるとは思いませんでした。
山に潜った男の話です。描写が丁寧ですね!この短編の中にはその光景をイメージするための説得力がいくつもあります。そしてしびれたのは最後のオチ!哀愁漂うセリフ、そこにいきつくまずい煙草の…続きを読む
明治時代、廃仏毀釈。仏寺が壊されたのみならず、各種神社は一緒くたにされ、古くからの信仰は曲げられた。役人、青山は祠を訪ねる。オツネ山のコンコン様、狐だか何だかを祀ったその場所で、不意…続きを読む
移りゆく時代に翻弄されるのが人ならば、人に作られた神もまた翻弄される運命にある。だが、かつて神と呼ばれた者、あるいは神と呼ばれる者、それそのものは変わることはなく脈々とそこに存在し続ける。
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