メタフィクションなライトノベル

最新話まで読了。憧れのライトノベル世界に転移した主人公が、創作世界のラスボス的存在である『著者』に苦労させられながら、ライトノベル的ストーリーを歩んでいくライトノベルです。最初はメタすぎて読み慣れるまで時間がかりましたが、中盤・後半以降はよい感じのライトノベル的展開(学園異能バトルの王道)でありつつ、メタがコメディとしても作用していったと思います。キャラクターはテンプレ的でありつつも良い感じにぶっとんでいてメインキャラもサブキャラも魅力的です。会話の応酬や様々なネタも秀逸でセンスがあると思いました。ストーリーはメタであるがゆえに没入しにくい面がありますが(でもここが作品の肝でもありストーリーの根幹でもありますが)、慣れてくると楽しめる、くせになる作品だと思います。

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