あとがき
しっぽのいたずらを読了していただき、本当にありがとうございます。とうの立ったおっちゃんの書くしぇーしゅん物語は、いかがでしたでしょうか?
ティーンを主人公にした恋愛小説。ど真ん中の直球でそいつを書くには、さすがにおっちゃんの気力、体力が付いてまいりません。ですから変化球使いまくった上に、あえて『微』がついてます。微恋愛ね。世の中、そんなうまい話がそうそうあるもんかいというひがみもあるかも。
でもね。縁というのは、こんなものかも知れないなーと思います。何か大きなイベントやアクシデントがあった時、それを機に関わった人の本心や性格を知り、自分の心が動いてく。そしてそれが自分を変えていく。自分を変えるチャンスを、ちゃんとものに出来てるかなー。そんなことを自戒しながら、みゆを動かしてみました。
マサトのいたずらは決してほめられたことではありませんが、マサトが使える手段がそれしかなかった以上しょうがないですね。でも彼にとってラッキーだったのは、みゆがいたずらそのものではなく、その背景に目を向けてくれたこと。みゆはそれを通して自分を変えただけでなくて、マサトの運命をも変えました。
それには、みゆが自分のあり方や将来を見つめるタイミングと、いたずらの起きるタイミングがばっちり合っていたっていうことが強く影響してます。もちろん、みゆが基本素直で、心が柔らかかったっていうのも大きなポイントです。
この後、付き合い始めたみゆとマサトがどういう関係になっていくのかは、みなさんの想像にお任せします。マサトがしゃんとすれば、意外に続くような気もしますけ
どね。ともあれ、最後はちゃんとスラップスティックで終わって、めでたしめでたしということで。
でわでわ。
しっぽのいたずら 水円 岳 @mizomer
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