エピローグ

「ねえ、みゆー」

「なに?」

「携帯がなんか、みょーにすっきりしてっけど」

「にょほほ。わたしと同じで、ダイエットよん」

「あんたよりは成功してるみたいねん」

「くらあ!」

「でも、あのしっぽどしたの? 外したの?」

「ああ、あれね。処分したっすー」

「げげ! あれはみゆとマサトの縁結びのアイテムやん。いいの?」

「つーても、もうすっかり灰になってしまったからにゃあ」

「ぐわあ、すっぱりしてんねー」

「まあね」

「あーあ。じゃあ、ああいう刺激的なハプニングはもう起きないんだー」

「二度と起きんでいい。あんなん、直撃くらったらたまったもんじゃないわ」

「けっけっけ、めっちゃ喜んでたくせにぃ」

「誰が喜ぶかょ、ぼけぇ!」

「そう?」

「そりゃそうだよ。だいたい……」

「ふんふん」

「いたずらなんてもんは」

「ふんふがふん」


「してなんぼよっ!」



 ぎゃはははははっ!




*** お し ま い っ ***


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