この世界は五秒前に作られた

作者 バンブー

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★★★ Excellent!!!

ある日、主人公は世界が幾度も終わりを迎えていることを知る。
自分自身の死の痛みと大切な人の悲惨な最期に苦しみながらも、主人公は世界の終焉の謎を追いかける。

圧倒的劣勢からのスタート。一発逆転の都合の良い展開もなし。
そんな絶望的な状況下でも、どうにか前へ進もうとする強い意思を持つ主人公が好きな方は必読です!

★★★ Excellent!!!

現段階での感想です!!

この都市伝説感、大好物です! こういったオカルトチックな設定とか好みなので読ませていただきましたが、やっぱりぐいぐい惹かれていってしまいますね!

シリアスな展開から、急に狐につままれた気分になったり、ジェットコースターに乗っているような気分になります!

★★★ Excellent!!!

 大学でのよくある日常が一瞬のうちに人類滅亡へのパニックに巻き込まれます。その様子は、スティーブン・キングの描くスリラーのような怖ろしさがあります。しかし、繰り返される人類の終わりから、この世界の構造が次第に明らかになってきます。

 タイトルの元ネタである思考実験「世界五分前仮説」をもとに、主人公の松本カツヤはどう人類の生き残る道を切り開いていくのか。映画「マトリックス」の青い薬と赤い薬の選択場面を思い出す、生きるとは何かを突きつけてくる作品です。

★★★ Excellent!!!

突然訪れる世界の終わり、そして再生。平凡な日常を過ごしていくだけだったはずの主人公は唐突に世界の異変を知ることになります。赤い空、世界の境界線、秘密を知る少女。謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれます。

シリアスな物語の中にもオタクの幼馴染や愉快な部員たちとの軽妙な掛け合いがあり、安心できます。また、単純なループではなくパラレルワールド的な要素もあって少しずつ状況が変化していくところも斬新で面白いと思いました。

主人公が圧倒的な力に翻弄されながらも立ち向かっていく展開は個人的に好みで、常識では絶対にありえない状況に対してあくまで科学的な解釈しようとする姿勢には好感が持てました。そして明かされる予想外の真実。なるほど、こう来たかと思わされました。

物語はまだ半ば、というより起承転結と続くならまだまだ始まったばかりですが、壮大な哲学的テーマにどのような答えが出されるのか、今後の展開が気になります。

★★★ Excellent!!!

パニックで始まり、とても惹きつけられます。
そして、様々な疑問が彼を真実へと導きます。

多少なりとも葛藤があり、それが異様な世界観の中でも「生きている」ことを実感させるようなつくりになってます。

一章では世界を知り、自身のことを知り、「自分とは?」「自分がしたいことは?」といった大きなテーマが与えられています。

他者とぶつかり合い、手を取り合い、結果的に自身を見つけることができた彼。
二章ではその続き……なのですが、いいところで途切れてます。

今後の展開、謎解きに期待しつつ、気長に待つとします。

★★ Very Good!!

 ネタバレになるといけないので詳しく言いませんが、ループものとディストピアが上手い具合に混ざった、とても面白い設定だと思います。なんかラノベよりも、洋ドラマっぽいです。
 ネタバレになるといけないので詳しく言いませんが、こういう話って何が正しいのかが分からなくなりますよね。向こうの言い分も一理ありますので。そういう側面が見られるところも良いと思います。

★★★ Excellent!!!

ひとこと紹介の意味はネタバレになるので言いませんが、あるいみこの作品そのものの存在理由、この作品を最後まで読んだぼくたち読者の存在理由なのかもしれません。

角川スニーカー文庫的サイエンスフィクションにデジャブを感じながら( ̄ー ̄)ニヤリ 楽しく読ませて頂きました。



追伸:
カツヤ君の声が某声優さんの声に脳内変換されちゃうんだよね(´ー`)

★★ Very Good!!

ループ、ループ、ループ。主人公の怒り、戸惑い、そして絶望。ループされているようで進んでいく物語。謎が解けていき絶望へと変わる。どうあがいたってどうにもならない世界へ。けれど! ここで主人公はループする。プロローグへと舞い戻ってくる。ここから始まる物語。読み終わった後。え? 終わり? と呆然としましたがよく見れば『起』です。なるほどとっても長めな起でした。
SF苦手な私には少し取っ付きにくい作品ではありましたが『世界五分前仮説』をググってみれば話の輪郭は見えてきました。きっとSF好きな人にはたまらない作品かもしれません。が、SF全く読まないよって私みたいな人にも軽快に交わされる登場人物達の会話と一人称の主人公の目線でこの世界の謎を少しずつ解いていく過程で知らず知らず物語は進んでいきます。起承転結があるのなら是非続きを読みたいです。

★★★ Excellent!!!

物語序盤から突然起こる世界の終わり。そして、その絶望的な状況下で行動する人物達。一体何が起きているのか? みんなは何をしているのか? 謎が謎を呼び、序盤から目が放せなくなった。

世界の終わりを目の前にして、各キャラクターの本音が垣間見える。その言葉や行動に触れて、主人公もまた変化していく。
話が進まないように見えて、実は話が進み続けている。一見無関係に見えたキャラクター同士が結びついて話が転がっていく。この作品構成力は実に見事だと思った。

一読者としてこの作品はタイムリープものなのか、世界線分岐ものなのかと食らいついて読み進めたが、真実はもっとずっと……。

人間の本質や魂についてまで言及したこの作品、しっかりSFがっつり哲学していてお勧めである。

作者さん完結お疲れ様。
同じ事を繰り返すようで実は変化してる。グルグルと同じ所を回っているようで、実は螺旋階段を上っているような余韻があった。

タイトルの通り、最後まで読み抜く事を推奨したい作品だ。