やさぐれヤシロが最高です
「勇者なのにクズとはこれ如何に?」 タイトルからかなりインパクトのある本作は、エーテル能力という超能力的な力を目覚めさせる手術が一般化した日本の現代社会が舞台となっている。 そこでエーテル能力…続きを読む
文体はハードボイルド。レイモンド・チャンドラーの描いた、腕っ節の強い私立探偵、フィリップ・マーロウが現代ファンタジーで暴れまくる感じです。ロケット商会先生、プロ作家さんですか?
一人一人の行動が格好よく、可愛く、笑える。それでいて、皆懸命に自分の人生を生きている。彼らの生きざまを、いつまでも追っていきたいと思えます。キャラクターの体温を感じる、稀有な読書体験でした。
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