主人公が凡才だからこそ

個性や才能を感じさせる幼馴染に囲まれた主人公は、前世の事などを隠しながらも自分の事を「並」だと思っています。
ですが割とお馬鹿でマヌケなので、正直よくて「中の下」いや、下手したら「下の中」くらいの残念さがあります。

しかし、だからこそ幼馴染たちと一緒に成長をしている場面を見せられると「おお！」と驚き感心させられます。

また、生活の一部でもあり、あまり触れない方が平穏に生きられそうな異世界要素が話が進むたびにだんだん増えていきます。
主人公を通して、あらすじにある「徐々に明かされるファンタジー要素が俺の生活を侵していく」という部分を読者も味わえるのが魅力的です。