主人公とその周りの掛け合いやドライなようでギリギリのラインで繋がる友情などと最後の一線は必ず守る生き方など魅力的なキャラクターと舞台を引っ掻き回しつつ成長を見せる三人娘など爽快感のある小説です。今一番先が気になる作品です。
この作品は、世界を救う勇者のお話ではない。悪党からは金を巻き上げ、必要とあらば車を奪い、ピザとビールとカードゲームを善なるものと定義する。そんな王道勇者サマとは一線を画するなんて表現じゃ生ぬるい、…続きを読む
主人公のクズ感がかっこいい。どこか真面目さを感じさせる所に好感が持てます。ビールとピザとカードゲームがチープさを物語にあたえてくれている。まさしく勇者のクズ、だけどやっぱり勇者。作者のセンス…続きを読む
この作品は非常に硬派な作品である。 キャラクターはエーテル知覚と呼ばれる「自らの幻覚を現実に降ろす」異能を持つが、作中で行き交う戦闘技術は、精緻で堅実な剣術、体術が多い。 異能にしても、万物を…続きを読む
一人一人の行動が格好よく、可愛く、笑える。それでいて、皆懸命に自分の人生を生きている。彼らの生きざまを、いつまでも追っていきたいと思えます。キャラクターの体温を感じる、稀有な読書体験でした。
もっと見る