文体はハードボイルド。レイモンド・チャンドラーの描いた、腕っ節の強い私立探偵、フィリップ・マーロウが現代ファンタジーで暴れまくる感じです。ロケット商会先生、プロ作家さんですか?
ダーク、現代、ハード設定のファンタジーが好物です。 さらにユーモアがあったら最高。
一風変わった言葉遣いと世界観ですが、読んでみると簡単に引き込まれました、、、
正義も栄光もこの物語に出番は無い。登場するのは日々をどうにか生き延びるための小銭を稼ぎ、酒とカードゲームを愛するごろつき勇者と強大な力のために人間性を捨てた魔王、そして厄介事のパレードで先頭を切る…続きを読む
書籍を読みましたが、こちらでも読ませていただいてます。どこか人間臭い不完全な主人公の語りが自分には共感がもてますよね。脇を固めるキャラクターたちもいい味出してます。
あらすじを読んで、いわゆる『勇者』というものをメタ的に扱い、『逆張り』的なイメージを被せた変化球的作品であると想像する方も多いだろう。しかし、読み進めていけば分かる。その根底には熱い血潮が流れてい…続きを読む
もっと見る