ある喫茶店で起こる、ほのぼの群像劇
- ★★★ Excellent!!!
亡国の元女王とその旦那さんになった元軍人さん夫妻が取り仕切る「のばら」が舞台の群像劇
喫茶「のばら」の奥さんの美しさで喫茶店のドアをくぐり、美味しいお茶とお菓子に舌鼓を打ち……、お腹も心も幸せで温かくなるお話。
作者様の言うように、紅茶を片手に、出来れば焼き菓子的なものを用意して、読むのをオススメします。
夜に読むとお菓子が食べたくなります(笑)
ストーリー毎にメインのお客さんは変わりますが、冒頭での急展開の理由は徐々に回収されていく様子。
話の軸になる夫婦と、喫茶の従業員たちとのやりとりも魅力的。
「もっとイチャイチャして良いんですよ」に激しく同意です。
最後まで安定のほっこり感、孫の顔が早くみたいです。