とても作り込まれた面白い設定だなと感じました。「人は一冊の本とともに産まれてくる」という興味を惹かれる言葉からスタートするのですが……。
この世界にはとある本が世界をある意味狂わせていた。
「禁書」とよばれる未来や過去が全て生まれた瞬間にわかるという生まれながら全てが決まってわかるというものだった。
人生生きていれば一冊の本が書けると、誰かから聞いたことがあるのですが、まさにそれを物語にして、起こり得てしまう可能性の一つの物語だと純粋に感じました。
そう、何もかもがわかるのです。
それが、犯罪であっても、ね。