軽妙なワーディングによる軽快なライミングが心地好いです。改行と傍点を活用したラップシーンは読んでいて感心しました。主人公を取り巻く環境、恋愛や家族のこともしっかりと描かれていて、読み応えを感じました。特に後半の、主人公を襲った出来事には吐胸を突かれる思いでした。枝葉ですが、メイド喫茶でテンション上がりました。
音楽が題材の小説で、正直に言うと私は音楽の知識がないです。 そんな私でも十分に楽しめる、内容に引き込む力のある小説でした。
小説の中に音楽が溶け込んでいるのがとてもいいし面白いです。特にラップが好きだし、そこが独特でした。吸い込まれるように読みました。
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