敵も味方も魅力に溢れ個性的、ラストまで全く飽きさせません。一介のモブに過ぎないと思われていた某キャラですら、その最期に思わずホロリとさせられます。ネーミングも秀逸です(特に敵キャラ)。
そして何よりアクションシーンの描写が素晴らしいのです。エグいシーンもさりげない比喩でグイグイ読ませてくれます。こういう表現の幅を持った文章はなかなか書けるものではありません。
万人にオススメしたい、傑作アクション伝奇です……!
(拙作を時織拓未様にレビューしていただいた際、本作のお名前が挙げられていましたので、既に旧作の部類であるかと存じますが拝読させていただきました)
魔奏衆と呼ばれる妖魔から、愛知県N市を、そして世界を救うべく立ち上がった三人の異能者たち。その三人のキーマンを取り巻く者たちから様々な協力を得て、狡猾で残忍な妖魔の集団を派手に薙ぎ倒していくシーンの連続は飽きる事なく楽しめます。
ジャンケンの三竦みを応用させた設定で、三者三様の尖り切った特殊能力を上手く整えようとした発想が面白いです。一つが突き抜けてしまったら、他のキーマンが霞んでしまいますからね。その辺りの綿密な推敲と気苦労に頭が下がります。
愛宕的には、ヴィラン側の魔奏衆に満足度MAX。黒い歴史と歪んだ背景を元に、侵略に及んだ理由や大義名分をブレずに盛り込み続け、壮大なスケールでN市を、そして世界を呑み込もうとした丁寧な設定は、悪玉ながらも共感や同情を持てる部分が多くありました。さり気なく心を揺さぶる色気も混ざっている部分も見逃せません。
笑えるシーン、泣けるシーン、ツッコミを入れたくなるシーンも盛りだくさん!
時間を忘れて楽しめる長編ですよ☆
現代に復活しようとする妖怪に立ち向かう三人の物語。あ、正確には三すくみの戦士と参謀の四人ですね。
三すくみの性格を上手く使った物語で読んでいて飽きません。コミカルなやり取りで楽しく読めるのが特徴です。最後まで気軽に楽しめる理由として、単純な面白さを追求している事でしょう。
悪役の心情や描写を控えめにする事によって、無駄な深読みを抑制し主人公達の前向きで明るい雰囲気に包み込む。ほんの一部ですが非常にグロテスクナで生々しい文章がありますが、そこは作者さまの力量がエンターテイメントから溢れ出てしまったと思いました。
ただ純粋に楽しみたい! 嫌な事もスカっと忘れて、物語に夢中になれる作品でした。
勿論、夢中になれたのは話の構成や文章の上手さが前提となっております。アクション要素もカッコよく想像できる巧みな文章に圧倒されて下さい。
歳の行った閲覧者が作品紹介文を読めば、「幻魔大戦」を思い出すかもしれません。作品タイトルにも面影が窺えます。だから、本作品をSFに分類しているのでしょう。
確かに構成となるプラットフォームは似ていますが、登場人物のキャラが全く異なるので、作風に近似点は皆無です。
作者なりの味付けが振り掛けられていて、プラットフォームの姿は微塵も残っていません。
作者の特技の1つは、強烈な個性のキャラを登場させ、各人に思い込みと錯覚の旋風を巻き起こさせ、リズミカルな喜劇に仕立て上げる技量に有ります。
憶えている方は殆ど居ないでしょうが、波に乗ったシルベスター・スタローンが畑違いの喜劇映画に手を出した「オスカー」に似ています。興行成績的には失敗だったみたいですが、笑いのセンスも良く、洒落たストーリー展開が私の好みに合いました。今、公開中の「ギャラクシー何とか」より遥かに喜劇として良作です。
作風を知るための試し読みなら、別作「猟奇なガール」「猟奇なドール」をお勧めします。
第一話、笛の音と共に現れる異形の物。それに対峙する、槍を手にするセーラー風の少女。そこから始まるは、血肉湧き踊るようなバトルッ。
読者の心を掴んで離さない、いい見せ場ですね。ここで、このかっこいい少女(主人公のみやび)に惚れる読者が多数いるのではないでしょうか。
さて物語ですが、――『雍和』と呼ばれる化け物に立ち向かう三人の戦士達――というのが根幹としてあるのですが、とにかく濃すぎるキャラクターが躍動します。特に濃いのは、スピンオフとして他作品で主人公デビューしている『炉治珠三郎』でしょうか。
そんな濃すぎるキャラクター達、みやび、珠三郎、オカマのナーティ白雪達は協力して『雍和』に立ち向かうのだが、終盤その『雍和』よりも手ごわい四人の魔奏衆が彼らに立ちはだかる。
彼らの命運やいかに――ッ!?
流行に流されない独自の世界観をこれでもかと表現した、著者渾身の力作。
皆さまも本作を読んで有意義なときを過ごしてみませんか(⌒∇⌒)
作者様の想像力が縦横無尽に駆け巡る、迫力と爽快感満点のSFです。
主人公は、アイドルを目指すとびきり可愛い女子高生。でも、その裏側の顔は、幼い頃から武芸を磨く強者。そんな主人公と、様々な個性を持つ選ばれた戦士たちが、日本を暗黒に引きずり込もうとする邪悪な魔物や化け物たちへ戦いを挑みます。
次々に展開していく、作者様の想像力全開の迫力に満ちたシーンは圧巻です。そして、登場人物それぞれの個性や魅力、彼らの心が次第に繋がっていく情緒的な面も細やかに描かれ、読む者の気持ちを掴んで最後まで離しません。
パワフルなストーリーとダイナミックな数々の場面は、読んだ後も深く心に残ります。作者様ならではの生き生きと躍動感に満ちた世界を、存分に楽しめる作品です。
ひとこと紹介を35文字以内に詰め込むのに苦労するくらい、様々な面白要素を詰め込んだアクション大作です!
高尾つばき氏作品の最大の魅力である、個性的すぎるキャラクターがこの作品でも凝縮されており、通常決して混ざり合わないはずの登場人物が、一致団結して戦う姿は爽快感を覚えます。
しかしながら、単なる勧善懲悪ではなく、そこには師弟愛や義侠心もあったり、恋愛感情の芽生えなど多角的な心の変化が描かれております。
女子高生が主人公ですが、複数のキャラクターにまんべんなくスポットライトが当たっており、登場人物への愛を感じさせる作品でもあります☆
個人的には、私の出身である名古屋を舞台にしている点も魅力の一つです♪
毎回のことながら、とても楽しい作品をありがとうございます!
この世の危機を救うのは、アイドル女子高生とおかっぱ頭のアイドルオタク、そして巨体のオカマだった──!!
本格的アクション大作の本編。
個性豊か過ぎるほどの濃いキャラクター達、グロテスクな怪物、そして迫力満点の戦闘シーンなど、すべての輪郭が鮮やかにはっきりと描かれており、痛快なエンターテインメント作品として楽しむことができます。
主人公・みやび達の持つ武器も戦法も痺れるほどにかっこよく、また彼らと共に戦う人たちも縦横無尽に暴れ回る!
ハリウッドで映画にしてくれたら、全米興行収入ナンバー1、全米が泣いたとキャッチフレーズがつくのは必至なほど面白い映画になることでしょう。
けれども、作者様による、スピード感と迫力が溢れる見事な描写で、小説という形でも存分に楽しめる物語であることは間違いありません。
痛快な活劇をお好みの方にぜひおすすめしたい良作です。
前世?の彼らの物語も気になります(^^)
近況ノートと合わせて見ると、キャラが浮かびやすいですね。
文章のレベルが高いので、読んでてハラハラします。
アクションがいいですね♪
なんか、タマサブがおいしい・・・。
そして、最後の方でNARUT○を思い出す・・・。
これはしょうがない。
実写化・・・ひとり豊胸じゃないのに・・・豊胸に。
CGとかもふんだんにいりますね・・・。
金がかかりそうだ・・・。
映画は2部くらいかかりそうですね。
2時間で足りない気がするな・・・。3時間・・・。
そして、役者がアクションに耐えられるか・・・。
一番心配な・・・人がいますね。太いのが・・・。
アクション・・・。
アニメとかもいけそうな気がします。
そっちの方がやりやすいかも。
おもしろかったです♪