流行に媚びない尖った個性のオンパレード。キミは付いてこれるか――。

第一話、笛の音と共に現れる異形の物。それに対峙する、槍を手にするセーラー風の少女。そこから始まるは、血肉湧き踊るようなバトルッ。

読者の心を掴んで離さない、いい見せ場ですね。ここで、このかっこいい少女(主人公のみやび)に惚れる読者が多数いるのではないでしょうか。

さて物語ですが、――『雍和』と呼ばれる化け物に立ち向かう三人の戦士達――というのが根幹としてあるのですが、とにかく濃すぎるキャラクターが躍動します。特に濃いのは、スピンオフとして他作品で主人公デビューしている『炉治珠三郎』でしょうか。

そんな濃すぎるキャラクター達、みやび、珠三郎、オカマのナーティ白雪達は協力して『雍和』に立ち向かうのだが、終盤その『雍和』よりも手ごわい四人の魔奏衆が彼らに立ちはだかる。

彼らの命運やいかに――ッ!?

流行に流されない独自の世界観をこれでもかと表現した、著者渾身の力作。

皆さまも本作を読んで有意義なときを過ごしてみませんか(⌒∇⌒)

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