死にたがりと神造天使＜ラストルシファー＞

「我々はこれより、諸君ら人類を殲滅する」
２０XX年、自国防衛のために「アーマードジャンク」と呼ばれる巨大人型機動兵器を開発した人類。しかしその目的とは裏腹に人類間の紛争は後を絶たなくなった。
それにより人類を見限った神の宣告と共に、機械天使の大軍が世界中に押し寄せてきた。現代の科学水準を遥かに凌駕するそれらを前に、人類は為す術もなく屈服させられてしまう。
そして人類は、神に忠誠を誓い生き長らえる者、死を受け入れる者、あるいは神に反逆する者・・・その三者に細分化されていった。

それから一年後。「今を生きること」を最優先事項とする少女は漆黒の機械天使「ラストルシファー」とソレを操縦する少年に命を救われる。しかしその少年は少女とは正反対に「今すぐにでも死にたい」と口火を切り―――――

何があ…続きを読む